8500系教習車 撮影・機器操作体験ツアー
新たな鉄道価値の創出事業
公開日:
2025/6/10
鉄道の安全・安心を技術で支える当社は、技術伝承設備としての活用を主目的として、2020 年に東急電鉄(株)で廃車となった鉄道車両2両【8500系 デハ8506号・デハ8606号】(以下、教習車という)を有償で譲り受けました。
教習車は、現役時代に鉄道ファンから絶大な人気を誇り、注目度が高い車両でした。
現在は当社長津田工場で静態保存していますが、その注目度の高さを活かし、主目的以外の何か違った形で活用できないものか・・・と模索する中で、鉄道ファン向けの公開イベントを実施することとなりました。
しかしながら、創業以来、鉄道・バスを技術で支えるB to B事業を生業としてきた当社にとって、エンドユーザーであるコンシューマーを対象としたB to C事業はほとんど経験実績がなく、どのようなスキームでイベントを実現するか、社内で立ち上がった有志チームで議論を重ねました。
この有志チームは、教習車イベントに限らず“既存事業の枠組みに囚われない、新たなチャレンジをしたい従業員”で構成され、車両を扱う交通事業本部や、電気・通信などを扱う電設事業本部、営業本部、一般管理まで部門の垣根を越えて、また車両に造詣の深い人から、新たなチャネルでの事業創出に興味を持つ人まで、幅広い従業員が集まりました。
結論として、スピード感をもってイベントを実現する方法として、旅行業を生業とする実績豊富なツアー会社であるクラブツーリズム(株)と協働開催することとなりました。
開催方法の検討と同時に、核となるイベント内容の企画も同時に進みました。
自身が鉄道ファンであり、現役時代も含め車両への造詣が深い従業員が中心となって、ファンの方々に喜んでいただける内容を検討に検討を重ねました。
初回イベントでは工場内に車両を留置し、「機器操作体験と車両撮影」をメインとした内容で実施することに決定、2022年11月に開催することとなりました。
ツアーの販売告知後、すぐにSNSなどで鉄道ファンから反響があがり、情報拡散のおかげもあってイベントはほぼ完売となりました。

ご参加いただいたお客さまからは、
“こうした企画を期待していた。”
“普段は入れない場所で貴重な体験ができて満足。”
“高い料金を払っても参加する価値がある内容だった。”
といった多数のご好評をいただきました。
大好評のうちに終了した本イベントは、反響を踏まえ内容をブラッシュアップし、2025年にかけて計3回実施し、潜在顧客の掘り起こしと新たな事業領域の獲得につながりました。
こうした潜在ニーズに響く魅力を有する教習車は当社の“貴重な財産”ですので、今後もさまざまな価値をお客さまへ提供できるよう活用法を検討してまいります。
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